プログラミング言語SML#解説

Chapter はじめに

本書は東北大学電気通信研究所で開発された関数型プログラミング言語 SML#の公式ドキュメントです. SML#の概要,プログラミングチュートリアル,参照マニュアル, ツールなどの情報を含む総合ドキュメントを意図しています. 関数型言語に慣れた人はもちろんこれからプログラミングを始めようと する人も,SML#言語を使って高度なプログラミングを書き始めるために 十分な情報を提供します. 特に,第II部のチュートリアルは,関数型言語の基 本的な考え方やMLプログラミングの基礎を含んでおり,ML言語の手軽な教科書と しても使用できます. ML言語をより本格的に学ぶには,Standard MLの教科書 [17]をご参照ください.

SML#は,これら教科書で書かれたStandard MLと後方互換性のあ る言語です. ネイティブコードコンパイラですが,対話型プログラミングもサポート しており,だれでも手軽にMLプログラミングを楽しむことができます. さらに,SML#が実現しているC言語とのシームレスな連携などの 機能は,高度で信頼性の要求される本格的な実用的システムの開発にも威力を 発揮すると信じています.

本ドキュメントを参考に,SML#プログラミングをお楽しみくだ さい. 不明な点や要望等は著者にご連絡ください.

2012年4月
東北大学電気通信研究所
大堀  淳    上野 雄大